西郷隆盛敬天愛人の会

あいさつする平山徳廣会長。左は西郷隆盛家四代目の西郷吉太郎さん

鹿児島県から報告を交えあいさつする松下正所長。右は平山徳廣会長

活発な意見交換で盛況

 【東京】「西郷隆盛敬天愛人の会」(平山徳廣会長)はこのほど、品川区上大崎の三州倶楽部で2019年総会を開いた。会には約70人が出席、活発な意見や情報交換がなされ、有意義でにぎやかなひと時を過ごしていた。また出席者には、西郷隆盛家五代目が関わった書籍「直系子孫だから知っている・西郷さんと真田さん」がお土産として配られた。

 「敬天愛人の教え」唱和に続いてあいさつに立った平山会長は「昨年は会の記念誌も発行し、大河ドラマも放映され充実した1年となった。ただし『西郷どん』では、西郷と斉彬公が相撲を取るのは演出として理解できるが、銃弾を浴びて死ぬシーンがどうしても許せなかった。あまりに史実とかけ離れている」と力説。参加者からは盛んな拍手が沸き起こっていた。

 来賓の紹介に続いて事業報告、会計報告、19年度役員体制が滞りなく発表された。来賓代表として、鹿児島県東京事務所・松下正所長が登壇。徳之島出身の松下所長は、「『西郷どん』は約300億円の経済効果があった。官民一体になって取り組んだ結果だ」と昨年を振り返る一方、「西郷隆盛敬天愛人会の人たちが、西郷さんの教えに沿って頑張っていることに驚いている」と語った。

 ほか、西郷隆盛東京顕彰会・隈元泰弘会長、関東鹿児島県人会連合会・加治屋勇二会長が来賓として言葉を寄せた。続いて懇親会へ。

 歓談が交わされる中で、西郷隆盛家四代目の西郷吉太郎さんがあいさつした。余興では、歌手で常任幹事の鶴丸和大さんや内弘志相談役が自慢ののどを聴かせて、東京奄美会女性部有志による艶やかな踊りも披露された。