上武大野球部キャンプ入り

地元特産品で歓迎を受ける上武大学硬式野球部一行=13日、徳之島町亀徳新港

「運のある島で…」
12年目、徳之島町歓迎セレモニー

 【徳之島】群馬県にある大学野球の強豪・上武大学硬式野球部(谷口英規監督)の1軍選手ら一行56人が13日、12年目の徳之島町キャンプに同島入り。歓迎セレモニーで町側は「雨天練習場も完成。運のある島で鍛えてご活躍を」とのエール。官民一体で特産品も贈って励ました。滞在は22日まで。

 上武大硬式野球部の同町キャンプは、谷口監督と徳之島出身者の交流が縁で2007年2月、部員104人の初来島でスタート。宿舎は町内のホテル、練習拠点は同町健康の森総合運動公園野球場。これまでの間の13年度には第62回全日本大学野球選手権で初優勝、大学日本一を達成した。

 一行のほとんどは鹿児島からの海路で亀徳新港へ。同港施設であった歓迎セレモニーで、高岡秀規町長は「初キャンプから12年、ようやく雨天練習場(運動公園)もでき、皆さんに貢献できる。3月中にはトレーニングセンターも完成予定。運のある徳之島で鍛えてご活躍を」など激励。町当局のほか、㈲宮本商店からの豚肉30㌔と豚足50人前をはじめ、旬のバレイショやタンカンなどを企業・団体が贈呈。

 大内信之介福主将(21、3年)は「昨年は全国大会に出場できずに、大変悔しい思いをしたので、今年こそはという思いが全員にある。チームの代表(1軍)として徳之島キャンプに来させていただいているので、全ての面でレベルアップを図りたい」と話していた。