奄美・横浜、個性豊かに63点

奄美・横浜、個性豊かに63点

奄美・横浜から63の個性が集った「遊展」

一村美術館 交流展覧会「遊展」開幕

横浜美術協会有志の会と名瀬美術協会が作品展示などを通して交流を深める「第2回遊展」(同実行委員会主催)が24日、奄美市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館で開幕した。横浜・奄美の作家が描いた印象深い絵画など63点が展示。来場者にあふれる創造性を伝えている。期間は3月10日まで。

両協会は、2003年同館で開催の「水の道、海の道、美の交流展」を縁に親睦がスタート。「お互いの地域を知り、刺激を」と、07年には第1回の展覧展が開かれた。

今年10月には、横浜美術協会が100周年を迎えることから、「再度、親交を」との声が高まり企画。日本画、洋画、水彩画などの新作絵画を中心に、横浜作家43点を含む計63点の個性が奄美に集った。

この日は、横浜から31人の作家がツアーで訪れ、ギャラリートークなども開催。同委・品川成明実行委員長は「横浜はとにかく個性が豊かで似たような作品が少ない。奄美・横浜、両方のよさを楽しく鑑賞してほしい」と多くの来場を呼び掛けた。

なお、奄美の作家作品も横浜へ。100周年展ではコーナーも設ける予定で、相互に交流を図る。