ヨロンマラソン

ヨロンマラソン

818人が与論路を駆け抜けた

 

男子フルマラソン初優勝の五郎谷俊さん

 

女子フルマラソン2連覇の岩村聖華さん

 

818人が島駆ける
フルマラソン男子 五郎谷さん初優勝
女子は岩村さん2連覇

 

 【沖永良部】第28回ヨロンマラソン(同実行委員会主催)が10日、与論町の茶花海岸を発着点に島を周回するコースであった。全国から集まった818人が与論路を疾走。フルマラソン男子は、ゲストランナーとして参加した五郎谷俊さん(25)=東京都=が2時間36分35秒で初優勝を飾り、同女子は岩村聖華さん(34)=熊本県=が3時間5分22秒で2連覇を果たした。 

 開会式で西田健一実行委員長は「昨日まで降っていた雨も止んでくれた。スタート地点に立てる喜びをみんなとかみしめたい」と激励し、4回目の参加となる野中敬二さん(65)=大阪府=が選手宣誓した。

 大会は、島を2周する42・195㌔のフルマラソンと、島1周のハーフマラソンの2コース。午前9時にフルの287人が、同11時にハーフの531人が一斉にスタートした。

 この日の天候は曇り。ランナーは、時折降りつける雨に苦しみながらも、給水所や沿道で待つ地元住民の声援に、笑顔で手を振り応えていた。

 初優勝の五郎谷さんは「とてもうれしい。きつさと楽しさのあるコースだった。とてもきれいな景色が広がって一瞬疲れが吹き飛んだが、起伏が激しくて絶対に負けたくないと思いながら走った。2時間30分を切りたかったが、また挑戦したい」と振り返った。

 2大会連続で優勝の岩村さんは「気温と湿度が高く、前回と同じくらいきつかった。自分のペースを守りながら、楽しく走ろうと思っていた。アットホームな大会で、雨の中でも島の人が盛り上げてくれた。私もリピーターになった」と笑顔で話した。