10連休前、観光客増に備え

せとうち海の駅内に設置されたインスタパネルで記念写真を撮る観光客ら

駐車場確保奔走 インスタでの認知度向上も
瀬戸内町の観光協

 まもなく始まる今年のゴールデンウィーク(GW)は皇位継承に伴う10連休(4月27日~5月6日)になる。瀬戸内町の奄美せとうち観光協会(松村保宏会長)は、例年以上に観光客の増加が見込まれる大型連休に向けた準備に奔走。期間中の臨時駐車場の確保のほか、“インスタパネル”の設置など口コミによる拡散での認知度向上も図っている。

 施設は42台の駐車スペースを用意しているが、古仁屋市街地には観光客が気軽に利用できる駐車スペースが少ない。同協会では連休期間中に臨時駐車場を確保できるように交渉を進めており、窓口担当者は「駐車場から海の駅までの距離がある場合も想定される。連休中は特にフェリーの時間に余裕を持ってきてほしい」と呼び掛ける。

 また連休中はフェリーの満席も懸念されるため、「海上タクシーをチャーターしての大島海峡遊覧がおすすめ。予約も可能で、陸上のタクシーと同じ感覚で利用できる」と同担当者。生間・瀬相以外の海岸にも行くことが可能で、人数が多い場合はチャーター利用が推奨される。

 また、3月の古仁屋港へのクルーズ船入港に合わせ、施設内に設置した“インスタパネル”やケンムンの顔抜きパネルも好評だ。観光客が訪れ、記念写真を撮る姿も多く見られ、インターネット上での拡散による認知度向上にも期待がかかる。また施設前の「いきものプール」にも多くの人が訪れており、同協会は「行楽シーズンに向け魚類図鑑を設置し、好評を得ている」と語った。