村自慢、福元ダイコンなど活況

朝から大勢の人でにぎわった大和村年末恒例のひらとみ朝市

大和村 ひらとみ朝市にぎわう

 大和村の歳末恒例市場2019年「第26回年末ひらとみ朝市」(同実行委員会、同村産業振興課主催)が28日、同村思勝港緑地広場であった。会場には福元ダイコンをはじめ、地元新鮮野菜や水産加工品、正月飾りなど村自慢の商品がずらりと並び、販売が始まると買い物客らがどっと押し寄せるなど、活況を呈した。

 朝市は、地元農産物の地産地消を推進し、農業振興や地域経済の活性化を図ろうと毎年恒例。露店には、福元ダイコンやポンカンなどの地場産農産物、イカやイセエビなどの水産加工品、しめ縄や花などの正月飾りなど、村生産の商品がところ狭しと並べられた。

 午前9時、販売が始まると人気の福元ダイコンには人が押し寄せ「3本」「5本」と威勢よく注文が殺到。いずれの商品も普段より割安とあってか、各ブースにも大勢の買い物客が列をなすなど、熱気が立ち込めた。

 200本用意した福元ダイコンは7分ほどで完売し、その他の商品も1時間ほどで大半を売りつくす盛況ぶり。買い物の後は、村職員が朝からついた70㌔分のもち、シシ汁やぜんざいなどが無料で振る舞われ、寒空の中、家族や友人と体を温めた。

 名瀬在住で帰省中の東美和子さんは6本の福元ダイコンを抱え「甘味があって評判のダイコン。正月に家族と一緒味わいたい」と笑顔で話した。