市美展

東副市長らと歓談する(上段左から)松清委員、中村委員、五反田委員長、久保井実行委員長

出展作品22日審査
審査員ら市役所表敬 奄美の作家に期待

 第40回奄美市美術展覧会の審査員などが21日、同市役所を訪れ表敬した。22日の審査を控え、高いレベルを有する奄美の作家の作品に期待を見せた。

 表敬したのは県美術協会名誉会員の五反田邦夫氏(市美展審査委員長)、水中写真家の中村征夫氏、書家で鹿児島大学名誉教授の松清秀仙氏。市美展実行委員会の久保井博彦実行委員長も同行し、東美佐夫副市長らが出迎えた。

 五反田委員長は、かつて古仁屋高校に勤務。「絵画の出展作品は高いレベルで安定している。奄美の作家のレベルは高い」と述べた。

 2年前の第38回から審査員を務める中村氏は、「奄美にはいろいろな被写体がある。昨年の写真部門の市美展賞(最優秀賞)には、高校生が選出された。若い人が台頭している」と話した。

 松清氏は、今回から審査員を担当。「書道部門は、審査翌日に講習会が開かれる。そのため作家の作品の質も向上しているのでないか」と語った。

 市教委によると、今年の作品数は一般が美術67人(84点)、写真47人(134点)、書道が53人(58点)で、いずれの部門も昨年を上回った。小学生は美術が398点、書道が535点、中学生が美術145点、書道160点だった。全体では1405人から1514点(前年比93点増)の出品があった。