新橋に奄美・沖縄の島料理酒場

オープン記念ライブ成功を祝う。左上から時計回りに、店長の酒匂智弘さん、平田まりなさん、店長と同級生で同店の代表・久留誠史(たかし)さん、東京奄美会青年部長・原田尚樹さん、同店スタッフ・田中雄大さん


シマ唄をのびやかに熱唱する、平田まりなさん

オープン記念に平田まりなさんライブ
与論献奉体験も

 【東京】港区新橋にあるニュー新橋ビル(港区新橋2―16―1)に、奄美群島と沖縄の島料理酒場が、このたび新しくお目見えした。オープンを記念し、唄者で女優業でも活躍する平田まりなさんがライブを開催。たくさんの来店者らとおおいに盛り上がっていた。

 サラリーマンの聖地、JR新橋駅SL広場すぐのニュー新橋ビル3階にオープンしたのは、「島の台所まさむぬ」。店長は、与論町西区出身の酒匂(さこう)智弘さんだ。入口を入るとカウンターと四つの個室、その奥には今回のようなライブも行えるスペースが広がっている。スタイリッシュな赤い柱は、南国の風を感じさせてくれる。

 「まさむぬ」とは、与論島の方言で御馳走やおいしいものという意味。そんな島の雰囲気漂う店内で、平田さんはおなじみのシマ唄を解説しながら熱唱。またフィナーレのワイド節では、踊りの仕方を交えて歌い上げていた。

 酒匂さんは、「まりなさんと皆さんのおかげで、大成功でした」。記念ライブを満足げに振り返りながら、「与論島は、沖縄と地理的にも文化的にも近いので、奄美と琉球の両方をぜひ味わってほしい」と語っていた。

 与論献奉=けんぽう=も体験でき、黒糖焼酎は常時12、3種類のほか、泡盛ももちろんそろえている。さまざまな料理の中でも「イチャガラシ(イカ墨を使った島の塩辛=500円)は、特に食べていただきたいですね」(酒匂さん)とか。

 1800円で飲み放題(料理別、2時間)も可能だ。午後4時から11時30分までで、定休日は奇数月の第2日曜日。予約、問い合わせは電話03―6811―1226まで。