沖永良部マンゴー品評会

マンゴーの果皮の色や味を確かめる審査委員ら=和泊町役場結いホール=

金賞、田中隆治さん(和泊町国頭)
20点出品

 【沖永良部】2020年度沖永良部マンゴー品評会(沖永良部果樹生産組合主催)が5日、和泊町役場結いホールであった。出品物20点を審査し、和泊町国頭の田中隆治さん(63)が金賞に輝いた。

 沖永良部産マンゴーの生産振興と高品質果実生産による銘柄の確立を目的に開催。審査と合わせて研修会も行われ、和泊、知名両町のマンゴー農家約30人が集まった。

 審査委員を務めたのは、県沖永良部事務所農業普及課の吉元彰治課長や両町の担当課長ら5人。果皮の着色や玉そろい、糖度など5項目を採点し、金賞1点、銀賞2点、銅賞2点を選んだ。

 会場には、重さ362~694㌘、糖度10・1~15・8度のマンゴーが並んだ。審査委員は出品物を手に取ったり、味見をしたりしながら点数を付けていった。

 審査委員の吉元課長は「例年よりレベルが上がってきている。今年は梅雨が長く、果皮の着色に気を使った品物が出ていた」と講評した。

 金賞を取った田中さんは「1年間頑張ってきた成果が出てうれしい。昨年より出荷量も多いし、出来もいい」と話した。

 金賞以外の受賞者は以下の通り。(敬称略)

 【銀賞】東孝一(和泊町出花)、田中亜由美(同町国頭)
 【銅賞】伊村達児(同町玉城)、竹譲治(知名町上城)