実業団陸上連合役員が市長表敬

朝山毅市長(手前右側)を表敬訪問し、歓談する日本実業団陸上競技連合の酒井勝充強化委員長(奥側右から3人目)、宗猛ブロック長(同4人目)ら

「手ごたえある練習できている」
16日まで男子マラソン合宿

 男子マラソンの冬季合宿で奄美大島入りしている「日本実業団陸上競技連合」の強化役員ら6人が14日、奄美市役所市長応接室を訪れ、朝山毅市長を表敬訪問した。選手らは7日から合宿入りし、16日まで合宿を行う。強化役員は練習状況の報告をし、「風が強く、気温8度と寒い日があったが、体調不良の選手は出ず、手ごたえのある練習ができている」と述べ、歓談した。

 表敬訪問したのは、日本実業団陸上競技連合の酒井勝充強化委員長(コニカミノルタ総監督)、宗猛男子長距離マラソンブロック長(旭化成総監督)、坂口泰男子強化委員(中国電力総監督)、佐藤敏信男子強化委員(トヨタ自動車監督)、福嶋正男子強化委員(富士通監督)、東日本実業団連盟の佐久間幸宏事務局長。

 奄美スポーツアイランド協会(事務局・市教育委員会スポーツ推進課)によると、合宿には15団体の選手24人、スタッフ11人の計35人が参加。小湊ロードコース(1周5㌔)をメーンに走り込み、自主トレーニングで名瀬運動公園クロスカントリーコースで練習を重ねてきた。

 朝山市長らとの歓談で、酒井強化委員長らは「各選手が体調管理を徹底したため、これまで体調不良の選手は出なかった。(小湊ロードコースでは)コロナウイルス感染症防止対策として、周回コースの1カ所にコップを置いて給水する対策を講じた」「宿泊施設でもコロナ対策に協力していただき感謝している」と述べた。

 朝山市長は「日本を代表するアスリートが奄美で合宿を続けていただきありがたい」などと述べ、東京オリンピック、箱根駅伝、ニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝競走大会)なども話題に上った。宗ブロック長は「ニューイヤー駅伝に出場する団体は、12月に奄美で合宿をする団体が多くなるのではないか」と話した。

 終了後、宗ブロック長は「奄美にしては寒い日もあったが、予定通り1日40㌔の練習をこなしてきた。13日の練習では、設定タイムを超える選手が多くいて手ごたえのある合宿になっている。選手にとっては、寒い日の後の暖かい日の練習、体調管理が難しい」と述べた。

 冬季合宿は、比較的温暖な奄美大島の気候を利点として長年にわたり実施している。