住民200人で沖泊海岸清掃

漂着ごみを拾い集める参加者ら=知名町=

漂着ごみや流木など除去 知名町

 【沖永良部】知名町沖泊海岸で24日、住民約200人が集まり清掃活動を行った。参加者は、漂着ごみや流木などの除去に汗を流した。

 同海岸では毎年4月、住民ボランティアによる清掃活動を実施していたが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止。多くのごみが打ち上り、散乱した状況になっていた。

 作業には、田皆小学校と上城小学校の校区の大人や子ども達のほか、知名ジュニアベースボールクラブのメンバーも参加した。

 午前9時に作業開始。参加者は、子どもの背丈ほどもある発泡スチロールやペットボトル、漁具などを拾い集めた。

 1時間ほどで軽トラック5台と2㌧トラック1台の荷台が満載となった。回収できなかった分は、後日収集する。

 参加した知名ジュニアベースボールクラブの西穂雄さん(12)は「外国から流れてきたごみが多かった。きれいな海岸にして、今年は多くの観光客が来て欲しい」と話した。

 今井力夫町長は「冬になると、この海岸には多くの漂着ごみが集まってしまう。自分たちの力で、島の大事な浜を守っていきたい」と語った。