ハブ咬傷予防ポスター 入賞者15人を表彰

県大島支庁会議室で行われた20年度ハブ咬傷予防対策ポスター入賞者表彰式。会場には入賞作品が貼りだされ、最後に記念撮影

学校賞は大勝小学校
56校から873作品の応募、過去最多

 ハブ対策推進協議会(会長・田中完県大島支庁長、事務局・名瀬保健所)は30日、「2020年度ハブ咬傷予防対策ポスター入賞者表彰式」を県大島支庁と徳之島保健所会議室の2会場で行った。ハブが生息する奄美大島と徳之島の小学校からポスターを募集し、56校の小学生が描いた過去最多となる873作品の応募があり、審査の結果、低学年の部、中学年の部、高学年の部各5人計15人の入賞者が決まった。学校賞は龍郷町立大勝小学校が受賞した。2会場での表彰式では、入賞者に賞状と副賞を授与した。

 同協議会は、1976(昭和51)年に組織された。

 県大島支庁会議室で行われた表彰式には、入賞した児童や保護者らが出席し、会場には入賞作品が貼りだされた。田中会長が入賞者一人一人に賞状と副賞を授与し、学校賞に輝いた大勝小学校の佐東忠仁校長に賞状と盾を手渡した。

 田中会長は「ハブにかまれて大変なことにならないようにと予防対策としてポスター募集が1981(昭和56)年に始まり、今回で40回目の節目を迎えた。年々応募者が増え、応募作品数は過去最多となり、児童、学校、保護者に感謝したい」「ハブにかまれないようにと注意メッセージがある素晴らしい作品、インパクトがある作品が多数あった」などと述べた。

 今後、入賞作品を使用してポスターを作成し、学校や関係機関(空港、港、観光施設など)に配布し、貼ってもらい啓発していく計画。

 入賞者・学校賞は次の通り。(敬称略)

 【低学年の部】▽最優秀賞 淀修也(名瀬小2年)▽優秀賞 柿山友希(伊仙小2年)▽入選 久保心花(赤徳小2年)、加藤壮太郎(岡前小2年)、吉本凰雅(大和小2年)

 【中学年の部】▽最優秀賞 久保芳嘉(亀津小4年)▽優秀賞 東真有(手花部小4年)▽入選 里来夢(古仁屋小4年)、前田光惺(小宿小4年)、山下和大(大勝小4年)

 【高学年の部】▽最優秀賞 徳永瑛亮(大勝小5年)▽優秀賞 武田姫奈子(龍瀬小6年)▽入選 竹井野乃花(面縄小6年)、渡邉優直(大勝小5年)、常央來(馬根小5年)

 【学校賞】大勝小学校