おきのえらぶパラスポーツフェス

車いすバスケットボールのゲームをする参加者ら=知名町=

競技の面白さ伝える
車いすバスケ県代表来島

 【沖永良部】パラスポーツ体験イベント「おきのえらぶパラスポーツフェスティバル」が31日、知名町の知名中学校体育館であった。車いすバスケットボールの県代表2人が来島。参加者と一緒に汗を流しながら競技の面白さを伝えた。

 和泊、知名両町と各町の社会福祉協議会、沖永良部スポーツクラブELOVEが主催。車いすバスケ、ボッチャ、フライングディスクに加え、高齢者疑似体験装具による障がい者体験の全4ブースを設けた。

 車いすバスケ体験は、県パラアスリートクラブ所属で県代表の上村英俊さん(49)と上大田龍馬さん(20)が講師を務めた。

 競技ルールの説明後、ゲームを行い、参加者の中から選ばれた4人が講師に挑んだ。観客は、車いす同士がぶつかる音や攻守が入れ替わる時のスピードの速さに驚いた表情を見せていた。

 参加者は競技用車いすに試乗し、ドリブルやシュートの練習も体験した。

 和泊小5年の藤山桜咲さん(11)は「ゴールを狙っても全く届かなかった。『助走をつけて上に投げるように』とアドバイスをもらってようやく入った」と笑顔を見せた。

 上大田さんは「障がいの度合いに応じて選手達のプレースタイルが違うので、コート上ではいろいろな駆け引きがある。選手の動きを見ていると、試合観戦がより面白くなる」と話した。