物産支援「かけろマルシェ」始まる

加計呂麻島から駆け付け島ゆかりの商品をアピールする長店長(左)と祈西阿室郵便局長(名瀬郵便局ロビー無人販売コーナーで)

郵便局で加計呂麻いかが?
菓子や陶器を無人販売 名瀬局で27日まで

 瀬戸内町諸鈍の「かけろまカフェ」(長紘子店長)主催の加計呂麻島物産販売「かけろマルシェ」が1日、奄美市の名瀬郵便局ロビーの無人販売コーナーで始まった。菓子類や陶器、マスクやアクセサリーなど、加計呂麻島にちなんだ心温まる手作り商品が並べられ販売。長店長は「商品を眺めながら、ほっこりと加計呂麻島に思いを馳せて」と多くの来店を呼び掛けている。27日まで。

 販売は、全国郵便局が地域産物支援を目的に立ち上げた局舎の一角を貸し出す「無人販売コーナー」を活用。同島もコロナ禍で経済が大きく落ち込む中、「こんな時だからこそ、島内の人にも加計呂麻島を知ってもらいたい」と西阿室郵便局の祈広哲局長が橋渡しを買って出た。

 コーナーには同島在住の7事業所が出品し、価格帯は300円~5千円。お菓子や人形、アクセサリーやクッション、障がい者支援施設「なのはな園」の子どもたちが作った湯呑や茶碗など、島ゆかりの心和むハンドメイド商品が局舎の一角を彩っている。

 長店長のお薦めは、フェリーかけろまやアマビエなどをかたどった「キャラクタークッキー」。諸鈍シバヤクッキーでは、源平の表情一つひとつが丁寧に菓子生地で描かれており、「加計呂麻島に少しでも親しんでもらえる契機になれば」とアピールした。

 販売時間は、平日午前9時~午後7時。土曜日は午後3時までとなっている。