ユリやフリージア植え付け

JAあまみ知名青壮年部と女性部が「フラワースクール」を開いた=知名町=

JAあまみ知名青壮年部 フラワースクール
住吉小、児童に園児も参加

【沖永良部】JAあまみ知名青壮年部と女性部による「フラワースクール」が29日、知名町立住吉小学校(脇田幸治校長 全校児童39人)であった。児童と住吉幼稚園の園児ら約40人が参加し、テッポウユリの歴史や花の球根の植え付け方を学んだ。

島の基幹作物である花について知ってもらい、子どもの頃から花に親しむことで心を育てようと開催された。同青壮年部5人と女性部6人が講師を務めた。

座学では、島内で栽培・出荷する花の種類(ソリダゴ・グラジオラス・キクなど)や「かごしまブランド」に認定されたテッポウユリの歴史について説明したほか、民謡「えらぶ百合の花」の歌詞からユリ栽培に対する島民の思いを子どもたちに伝えた。

今回、テッポウユリやフリージア、グラジオラスの球根約1000球を準備し、プランターや鉢に植え付け体験が行われた。児童らは、球根の向きや土の入れ方に注意しながら作業した。

同小1年の大津拓夢くん(7)は「きれいな花が咲いて欲しい」。武元嘉哉くん(6)は「ユリの歴史が面白かった。上手に球根を植え付けられた」と笑顔で話した。

同青壮年部の外山利章部長は「8月の台風で学校のシンボルツリーだったガジュマルが倒れてしまったが、これからは花でいっぱいの学校にしていきたい」と語った。