和泊漁港に水揚げされたダイオウイカ=和泊町=
全長7・5㍍、重さ84㌔
大きさにビックリ
【沖永良部】和泊町で23日、ダイオウイカが水揚げされた。足を含めた全長は約7・5㍍(胴長約1・4㍍)、重さ約84㌔にもなる。沖永良部島漁協によると、ダイオウイカのエサになるソデイカに付いてきたと考えられ、全体が残っている状態で水揚げされるのは珍しいという。
釣り上げたのは、同町在住で漁師歴約50年の中山勝弘さん(70)。沖永良部島から奄美大島方面へ70マイル(約112㌔)ほどの場所で漁をしていた。発見時は既に死んでおり、鉤とウインチを使いダイオウイカの身が切れないよう引っ張り上げた。
和泊漁港に到着後、大人3、4人がかりでかごに入れ重さを測定。うわさを聞きつけた住民らは、大きさに驚いた表情を見せながら触ったり、写真を撮影したりしていた。
中山さんは「ダイオウイカの一部を見つけることはあったが、全身を引き上げたのは初めて。重たかった」と話した。
ダイオウイカは、同日開催の農業祭で展示された。