瀬戸内町老ク連

会長表彰では被表彰会員に賞状が手渡された

表彰など交歓会
「少数段階での防除大事」ミカンコミバエで服部さん

瀬戸内町老人クラブ連合会(蔵良一会長、約60団体)は30日、同町の清水総合運動公園体育館で2015年度交歓会を開いた。会長表彰では活動に貢献した会員8人に感謝状が贈られたほか、講演会、芸能ステージもあった。

町内の老人クラブが集い、互いに親睦を図るのが目的。「のばそう!健康寿命 担おう!地域づくり」をテーマに、この日は約200人が詰め掛けた。

蔵会長は「各集落の維持と発展に向け、今後も会員増強が必要」と述べ、組織運営への協力を呼びかけ。来賓の鎌田愛人町長は「地域支援を図り、お年寄りが安心して暮らせるまちづくりに努めたい」と祝辞した。

講演会では東京大学医科学研究所の農学博士、服部正策さんが「生きものあれこれ ハブ~ミカンコミバエ」を講話。奄美固有種のハブやマツクイムシ、ソテツシジミなどの害虫について語ったほか、今回奄美群島に再侵入した重要病害虫・ミカンコミバエについて服部さんは「数が少ない段階での防除対策が大事。果樹農家のふんばりどころ」との言葉に、参加者は真剣な表情で耳を傾けた。

午後からは演芸発表があり、単位老人クラブごとにコーラスや島唄、踊り、フラダンスなど14演目を披露。最後は万歳三唱で締めくくった。

被表彰者は次の通り。(敬称略)

▽感謝状=川畑義夫(のぎく会)▽個人表彰=江原正治(寿会)、砂江エツ(同)、椎原俊(長浜会)、重美穂子(老友会)、藤原澄子(同)、榮重仁(長寿会)、元サツエ(深山会)