ポリシーブックを平安正盛町長(左から3人目)に手渡したJAあまみ知名青壮年部のメンバー=知名町=
「ポリシーブック」作成 平安町長に手渡す
農業の疑問・課題まとめる
【沖永良部】JAあまみ青壮年部知名支部(外山利章部長)が農業に関する政策集「2015年度JAあまみ知名支部版ポリシーブック」を完成させた。26日、同青年部のメンバーら5人が役場町長室を訪れ、平安正盛町長に手渡した。平安町長は「ポリシーブックを活用し農業全体の底上げを図っていきたい」と話した。
ポリシーブックは、JA青壮年部メンバーが、営農や地域活動で抱える疑問や課題の解決策をまとめたもの。11年度から全国農協青年組織協議会で作成に取り組んでいる
知名支部版の内容は、TPPや農業生産基盤対策、品目別対策など4項目について▽メンバー個人で行うこと▽青年部で行うこと▽JAやその他団体に要請すること▽行政などへ要請すること―などを明記した。
ポリシーブックの内容を平安町長に説明した青壮年部メンバーは「町内で栽培される品目が、TPPでどの程度影響を受けるのか、町民に示してほしい」「花き振興に向け、生産者の声を吸い上げる場を作ってほしい」などと要望した。
外山部長は「青年部や農家個人でやるべきことが、ポリシーブックに書かれている。課題解決に向け自分達で努力した上で、JAや行政に要望していきたい」と語った。
今後、群島内4青壮年部の課題等を盛り込んだ奄美版「ポリシーブック」を作成する予定。