来年のマラソン・駅伝大会に向け奄美合宿に訪れた大塚製薬男子陸上競技部

ニューイヤー駅伝向け合流
陸上団体は今季初に

徳島県を本拠地に置く実業団陸上部、大塚製薬男子陸上競技部(犬伏孝行監督)が1日、合宿のため奄美入りし、奄美スポーツアイランド協会が同日、チームが宿泊するホテルで歓迎セレモニーを開いた。同協会によると、陸上部で奄美大島にスポーツ合宿に訪れたのは同チームが今季初。今後も陸上競技部だけで約30のチームが奄美を訪れる予定という。

同陸上部は11月15日、和歌山県であった第58回関西実業団対抗駅伝で連覇を達成。来年元日に群馬県で行われる第59回「全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)」に22回目の出場を決めた。

犬伏監督によると、今回奄美合宿に参加したのは、同駅伝の長距離部分を走る選手とマラソンに出場する選手6人。合宿の目的を「新年の大会に向けた基礎の作り直し」としている。

セレモニーでは同協会の島名享事務局長が「毎年、合宿地に奄美を選んで頂きありがとうございます。選手達が快適に練習に励めるよう、スタッフなど全力で支援させてもらう」とあいさつ。その後、同ホテル従業員から犬伏監督に花束が渡された。

犬伏監督は「温暖で湿潤な奄美の環境はインフルエンザやノロウィルスにかかるリスクを下げてくれて、安心して練習できる」と語った。今年13位だったニューイヤー駅伝に向けて、「外国人選手のいないチームとして8位入賞を目指したい」と抱負を述べた。