沖永良部音楽コンクール

グランプリの武田賞を受賞した清村夕七さん=和泊町、あかね文化ホール=

武田賞に清村さん(知名中1年)

【沖永良部】第32回沖永良部音楽コンクール(主催 和泊町文化協会・知名町文化協会)が20日、和泊町あかね文化ホールであった。3部門に2団体26人が出場し、知名中学校1年の清村夕七さん(13)がグランプリの武田賞に輝いた。

同コンクールは、演奏技術の向上や表現力を育て、将来を担う若者たちに音楽の発表会の場を作ろうと1985年から開催している。

鹿児島女子短期大学名誉教授の前原隆鋼氏を審査委員長に、黒丸順子氏(ヤマハ音楽振興会システム講師)、小林由布子氏(沖永良部高校音楽教諭)の3人が審査した。

ピアノ部門には小学3年から中学生までの24人が出場。声楽部門は2人、アンサンブル部門では城ヶ丘中から2団体がエントリーし、日頃の練習の成果を披露した。

閉会式では、ピアノ部門について講評した前原審査委員長が「力が入ると弾きにくくなるので、力を抜き自然に弾くことが大事」「自分の音をしっかり聴き、演奏できるテンポで弾いて欲しい」とアドバイスした。

5回目の出場で武田賞を受賞した清村さんは「幼稚園からピアノを習い始めた。課題曲はリズムを取るのが難しかったが、しっかり練習していたので緊張せずに演奏できた。来年もグランプリを目指したい」と語った。

武田賞以外の審査結果は次の通り(敬称略)。

【最優秀賞】▽ピアノ部門 佐藤夏姫(和泊小3年)、上荒磯麻衣(同6年)、嶺元麗美(城ヶ丘中1年)、西村優希(知名中3年)

【優秀賞】▽ピアノ部門 村山智昭(和泊小4年)、徳咲子(知名小5年)、前田夏奈(和泊中1年)、川野みなみ(城ヶ丘中1年)▽アンサンブル部門 城ヶ丘中サクソフォン四重奏

【奨励賞】▽ピアノ部門 中尾愛菜(和泊小4年)、岡越誉(田皆小4年)、山之内ひかり(和泊小5年)、井手上優香(同6年)、西村碧花(知名中1年)、西村優香(同2年)▽アンサンブル部門 城ヶ丘中学校サクソフォン五重奏