徳之島町母間振興会

家族連れでにぎわった徳之島町母間校区振興会恒例の「年末なんでも市」=27日、母間新港広場

「年末なんでも市」 地産地消で交流
14ブース出店、餅つきも

【徳之島】徳之島町母間校区振興会(赤崎冨千郎会長)恒例の第13回「年末なんでも市」が27日、母間新港広場であった。住民らが持ち寄った農林水産物や加工品、日用雑貨類のフリーマーケットなど計14のブースが出店。つき立てのお餅のプレゼントも交え、町内外からの買い物客たちと交流して楽しませた。

同市のキャッチフレーズは「売てぃたぼり、買=こ=~てぃたぼり(売ってください・買ってください)」。地域自主組織「母間振興会」(池間・反川・大当・花時名4集落)の住民たちの地産地消と併せ、地区外からの交流人口の誘導による地域活性化が目的。「母間ちゅっきゃい節夏まつり」とともに、地域名物の2大行事に定着させている。

今年は、秋口の高温傾向による生育不良で野菜類こそやや少な目。イセエビなど鮮魚直売コーナーは午前10時の開始後まもなく売りきれる人気ぶり。老若男女の住民らが手作りし加工品類や、若者らの衣類・雑貨などのリサイクル品コーナーも人気を集めた。餅つき大会ではつき立ての餅が来場者たちに振る舞われた。

同振興会の赤崎会長(75)は「行事の究極の目的は地域の活性化にある。継続することは大変だが、4集落の各区長と住民たちの強い団結心とボランティア精神、役割分担の明確化によって支えられている」と目を細めた。