手話による伝言ゲームなど行い、楽しく手話を学んだ
親子手話クラブ、クリスマス会
聴覚障がい者らとコミュニケーション
奄美市内の住民有志で今年4月に設立した親子手話クラブ「フラワー」(本山末男代表)のクリスマス会が26日、同市名瀬のAiAiひろばであった。同クラブは親子で触れ合いながら、聴覚障がい者らとのコミュニケーション術を身に付けるスキル取得など目的に活動。この日もアットホームな雰囲気の中、ゲームを取り入れて楽しく手話を学んだ。
奄美市で14年度まで「子ども手話教室」の講師を務めていた本山さん。受講生の保護者からの要望もあり、有志でクラブを設立。現在は12家族24人が所属し、毎月第2・第4土曜日の月2回、AiAiひろばで手話の練習を行っている。
同日は1年の締めくくりと会員同士の親睦を図ることを兼ねたクリスマス会。参加者が手作りのパンやケーキ、お菓子など持ち寄りパーティーを楽しんだ。
また手話版の伝言ゲームなどオリジナルの遊びを取り入れながら、家族で一緒に手話を学習。和やかな時間を過ごした。
息子の兼進君とともに親子で参加している村田美香さんは「手話を楽しく教えてもらえるので、子どもも毎回喜んで参加してくれる。日常でも簡単な手話を少しずつ親子で使えるようになった」と話していた。
同クラブでは障がい者、健常者を問わず会員家族を随時募集。活動に賛同してくれる企業・個人などサポーターも募っている。同クラブの活動や会員、サポーターに関する問い合わせは本山代表(℡090―2583―2918)まで。