3実業団選手など餅つき

来島中の実業団選手らが、地元選手らと一緒に餅つきを行った

久しぶりの奄美での練習に笑顔を見せるエディオン陸上部・西田選手

西田選手(赤木名中卒)も参加
地元選手との交流も

奄美スポーツアイランド協会(菊田和仁会長)は29日、奄美市で合宿中の陸上実業団チーム関係者などを招いた年末餅つきを名瀬総合運動公園陸上競技場で開いた。練習を終えた選手らは交代で餅をつき、出来上がった餅を小中高生の地元選手たちと一緒に食した。

例年、この時期に合宿中の実業団関係者などを呼んで行う恒例行事。今年はデンソー女子陸上長距離部、資生堂ランニングクラブ、エディオン陸上部の関係者らが参加。午前練習を終えた選手らは交代で餅をつき、1年の練習納めをした地元選手も交じり、掛け声に合わせて杵をふるった。

24日から来月7日までの日程で合宿中の資生堂・須永千尋選手(27)は「気候をはじめクロスカントリーコースや、各施設など環境が整っており良い合宿をさせてもらっている。地元の人との交流は貴重でありがたい」と話した。

また、来年の目標について須永選手は「今年は全日本実業団駅伝に出場が叶わなかったので、予選通過し本大会に出場したい」と語った。

21日から来島しているエディオンチームには地元出身の西田美咲選手(24)=赤木名中出身=がおり、懸命に練習コースを走り込む姿が見られた。

久しぶりの奄美での練習に、西田選手は「走っているときに、知り合いなど島の人たちに声も掛けてもらい、リラックスした練習ができている」と笑顔を見せ、今後について「ハーフマラソンにも挑戦しながら、走る距離を伸ばしているところ。フルマラソンの方でも、全国で戦える選手を目指していきたい」と話した。