奄美市内小規模小学校集合学習

牛乳パックを使って作品を作る児童

「いろんな人と出会えた」

 奄美市名瀬地区内の小規模小学校が参加する集合学習が4日、同市名瀬の知根小(折田明世校長、児童12人)で行われた。5校が参加。合同授業などがあり、児童たちが触れ合いの中から多くのことを学んだ。

 年2回行われているもので、54回目。芦花部、大川、小湊、崎原、知根の5校の全学年93人が対象。普段、複式学級など少人数で学んでいる子が多いことから、大人数での授業を体験してもらうことなどが目的という。

 開会式を行った後、ゲームなどで仲を深めた。児童たちを低学年、中学年、高学年に分け授業を実施。3、4年の図工の授業では、グループに分かれて、牛乳パックを使い作品作りをした。人見知りしない子、黙々と作り続ける子など取り組み方はさまざまだったが、普段とは雰囲気の違う授業を体験した。

 「楽しい。いっぱい人がいる」と知根小3年の入来治斗くん。大川小3年の高田陽南=ひな=さんは「いろんな人と出会えた。知らない人もいて名前とかがわかったのでよかった。みんないろいろなアイデアを出してきて面白かった」と話した。

 知根小は「いつも決まったメンバーなので視野を広げられる。子どもたちからもいろんな発見、発想が生まれてくるのではないか」と話した。