賞状を手にする中島さん。屋宮会長=左=と久保泰作校長
中島さんの作品
「どの職業の人も選挙に行って」願う
明るい選挙啓発ポスコン
2015年度明るい選挙啓発ポスターコンクール(明るい選挙推進協会など主催)で、奄美市住用町の東城小中学校(児童22人、生徒11人)の中1、中島麗=うらら=さん(13)が、県明るい選挙推進協議会会長賞に輝いた。
中島さんの作品は背景が緑色で、黄色い花と共に花びらの中にはさまざまな職業の人が描かれている。「思いを込めて未来のために」という文字が入っており、描かれている人は投票をしている。作品は昨年の夏休みに描き、描いた職業は図書室の本を見て参考にしたのだという。
美術部に所属しているという中島さんは「うれしい。どの職業の人も選挙に行ってもらえるように描いた」。今夏、選挙権年齢が18歳以上になることについては「自分も行けるようになりたい」と語った。中島さんは同コンクール3年連続の入賞で、今回が最も良い賞という。同賞は一人が選ばれるものだった。
同校には12日、県明るい選挙推進協議会大島支部の屋宮重藏会長(市明るい選挙推進協議会会長)が訪れ、賞状や盾を贈った。屋宮さんは「趣旨がよく理解されている作品で投票について関心が引かれるもので素晴らしい」と話していた。
コンクールは明るい選挙を呼びかけるものであれば作品を自由に描いてよく、小中高校生が応募対象だった。奄美からの応募人数は同市が27人、喜界町が10人、和泊町が9人、与論町が1人の計47人。奄美からは中学生の応募が多かった。
奄美からの応募で入賞した人は次の通り。(中島さん除く、敬称略)
▽特選=松山航大(朝日小6年)、松山佳真(同4年)▽入選=佐久田春陽(喜界高2年)