「沖永良部を全国へ」

観光大使の森さん(左端)らがエラブユリを手渡して沖永良部島をPR

鹿児島空港でPR エラブユリ配布

 【鹿児島】沖永良部島の知名、和泊、両町は22日、霧島市の鹿児島空港でエラブユリ500本や観光案内パンフレットなどを配布してPR活動をした。

 13日に沖永良部空港の愛称が「えらぶゆりの島空港」に決まったことを契機に、沖永良部島を広くPRして交流人口を増やすきっかけにしようと実施した。平安正盛・知名町長、伊地知実利・和泊町長、観光大使の森舞子さんやマスコットキャラクターの「ちなボー」(知名町)「リリリー」(和泊町)らが、到着ロビー付近で旅行客らに、ユリやパンフレットを手渡した。

 「たくさんの人と話ができてうれしかった」と森さん。中には昨年、新岳の噴火で全島避難した口永良部島と勘違いしていた人もいたが「ちゃんと話をしたことで、沖永良部島のことを知ってもらえたのが良かった」。

 知名、和泊、両町にそれぞれあった観光協会も一つなって「おきのえらぶ島観光協会」となった。同協会の松元道芳会長は「ユリ、洞窟、海、人情…空港の愛称ができたことをきっかけにして、沖永良部島の良いところを全国に広めていきたい」と話していた。
(政純一郎)