県教委は24日、2016年度公立高校一般入試の最終出願者数を発表した。大島学区(8校17学科)は、募集定員から推薦など内定者を除いた学力検査定員1044人に対し、763人(男384、女379)が出願、倍率は0・73倍となった。同学区では、倍率が1倍を超えたのは大島(普通、1・01倍)のみで、ほかの全校全学科(連携型中高一貫校の喜界、与論を除く)で定員割れだった。
同学区で大島(普通)の次に倍率が高かったのは沖永良部(商業)で0・93倍。その後は奄美(機械電気)、大島北(普通)の0・90倍と続く。大島北(普通)は倍率が前年度の0・28倍から0・62ポイント増えた。中高一貫校として地元中学と連携している喜界、与論の2高校は、今回は連携中学外から出願のあった与論だけが学力検査を行う。同学区の最終出願者数は前年度比33人増だった。大島(普通)は3年ぶりに倍率が1倍を超えた。
県全体の学力検査定員は1万1553人だったが、これに対し1万929人が出願、倍率は0・95倍だった。出願者数は1989年(平成元年)以降において、2番目に少なかった。倍率は6年連続で1倍を切った。
また試験を実施するのは68校152学科。定員割れになっているのは59校108学科となっている。県全体で倍率が最も高かったのは、鹿児島工業(工業Ⅱ類)で1・70倍。その後は鹿児島中央(普通)の1・67倍、鹿児島南(商業)の1・56倍と続いた。倍率が最も低かったのは、川薩清修館(ビジネス会計)の0・18倍。続いて鹿屋農業(生物工学)の0・23倍、山川(園芸工学・農業経済)の0・25倍となった。
学力検査は3月8、9日に実施する。初日は国語、理科、英語、2日目は社会、数学。2日目は面接がある。合格発表は同月16日の午前11時以降。