震災募金にも女性パワー

熊本地震義援金の街頭募金にも女性パワーを発揮した南区女性連会員たち=29日、徳之島町

徳之島町・南区女性連
戸別訪問に街頭でも

 【徳之島】徳之島町亀津の南区女性連絡協議会(中野裕子会長・会員約2百人)は29、30日の両日夕、熊本地震義援金の街頭募金活動にも〝女性パワー〟を発揮した。

 南区自治会館でこのほど開いた南区女性連総会の席上、会員の「被災地のために何か役に立てないか?」の声が発端に。物品の手作り販売での義援金捻出には時間を要するため「手っ取り早い募金活動で」と一致、即行動に移した。

 会員宅を戸別訪問しての今年度会費徴収と併せて、震災募金への協力をまず会員らに呼びかけた。目標の目安(約20万円程度)に足りない分は、街頭で募ることになり同町亀津、亀徳両地区の大型店前などで呼びかけた。

 募金協力者の中には、おやつの焼き鳥を買いに来たはずのお金をそのまま寄付してくれたちびっ子や、福祉団体から「寄付に応じなくてもよい」とアドバイスを受けているはずの98歳女性の姿も。会員たちは「すごくありがたい。少しでも役立ちたいという優しい思いやりに感動しました」(岡山千恵美さん)と話した。