黄緑に輝く新しい葉

新葉が出揃ったソテツ=6日、和泊町国頭ソテツ歌碑前=

和泊町国頭のソテツ
今月14日 歌碑建立10周年記念式典

 【沖永良部】和泊町国頭集落の東側にあるため池「伊池(イーダミチ)」周辺のソテツ約200株から新しい葉が出揃い、見頃を迎えている。

 ソテツは、同集落在住の佐々木鐵雄さん(68)・英代さん(同)夫婦が2000年に植えたもの。現在も2人が管理作業を行っており、08年にはソテツの文化や歴史を後世に残そうと、有志住民が同池の前に歌碑を建立した。

 3月中旬に古葉を刈り取り、1カ月半ほどで長さ約70㌢の黄緑色に輝く新葉が出てきた。

 鐵雄さんは「戦中戦後に島の生活を支えたソテツを守って欲しいと集落の先輩に頼まれ、管理作業を続けている。この時期のソテツはきれい。多くの人に見て欲しい」と話した。

 今月14日、歌碑建立10周年記念式典が歌碑前で開催される予定。