出迎えた奄美市の中学生に歓迎されるナカドゥチェス市の中学生
奄美市交流事業 ホームステイ、授業参加も
奄美市の姉妹都市・米国テキサス州ナカドゥチェス市の中学生14人が21日、両市の中学生国際交流事業で奄美を訪れた。31日までの11日間奄美に滞在し、市内小中学校で授業に参加したり、自然散策など観光を楽しんだりする。期間中はホームステイを体験する。
ナカドゥチェス市は奄美市が旧名瀬市時代の1995年から姉妹都市契約を結んでいる都市。中学生の交流事業は例年行われており、奄美市の中学生も相手方を訪れている。内陸にあり海はないという。
男女各7人の中学生が引率者と共に奄美入り。昨年10月にナカドゥチェス市を訪れた奄美市の中学生の家庭らがホームステイの受け入れを行う。今回訪れた中学生の約3分の1は昨年10月、奄美市の中学生をホームステイで迎え入れた家庭出身という。
期間中はシーカヤックや大島紬の泥染め、原生林散策などを体験するほか、市長の表敬訪問も行う。
同日は市教委やホームステイ先の中学生とその保護者らが奄美空港で一行を出迎えた。中学生らは迎え入れる子らの名前の書かれたプラカードを持って熱烈に歓迎。再会を喜ぶ姿も見られた。
対面式が行われ、ナカドゥチェス市側は「短い期間でなく今後も続くような関係を作っていきたい」、「日本語を学んで帰りたい」などと語っていた。
昨年10月にナカドゥチェス市を訪れた金久中3年の前川早紀さんの家庭では、ホームステイ先のケイトリン・リチャードソンさんを受け入れるという。早紀さんは「久しぶりに会えることをとてもうれしく思っている。奄美での生活を楽しんでもらいたい。ナカドゥチェス市には海がないので海で泳がせたい。自然に触れ合ってほしい」と話していた。