15日に開店する「ファミリーマート名瀬港町店」
名瀬港町店、亀津南店15日オープン
オリジナル商品、鹿銀ＡＴＭも
㈱南九州ファミリーマート(本社・鹿児島市、久保裕之社長)は15日、奄美市名瀬と徳之島町亀津に「ファミリーマート名瀬港町店」「ファミリーマート亀津南店」をオープンする。鹿児島県の離島地域へのファミリーマート出店は初めて。同社は「オリジナル商品や便利な全国共通サービス・キャンペーンを通じ、社会インフラとして生活の利便性向上、地域発展への貢献に努める」としている。
奄美地域への出店は、昨年12月に発表された㈱ファミリーマートと㈱ココストアの合併に伴うもの。南九州ファミリーマートは同月以降、ココストアとエブリワンの名称で展開していた鹿児島と宮崎両県の店舗を順次ブランド転換を進めており、奄美の10店舗(奄美大島６、徳之島４)も対象となっていた。
新規店では、エブリワン時代の店内調理などのノウハウを生かしながら、「ファミチキ」や「カフェフラッペ」、「無印良品」、プライベートブランド「FamilyMart collection」など、オリジナル商品や地元限定商品を提供する。また、マルチメディア情報端末「Ｆａｍｉポート」を設置して全国共通のサービスを提供するほか、鹿児島銀行ＡＴＭも設置する。
２店の開店は同日午前７時。同日から３日間開店セールを行い、パンや弁当などが割り引かれる。24時間、年中無休で営業する。
今月29日には同市名瀬の名瀬平田店、天城町の天城店を開店する予定。このほか、対象となる奄美の６店舗でも、順次ブランド転換を進めていく。
同社担当者は「これまで店舗がなかった県内離島地域でも、本土と同じサービスが提供できるようになる。地域に密着し、地域インフラとして貢献できれば」と話した。
８日現在の県内のファミリーマートは２６４店舗。