瀬戸内町パッション祭り

旬のパッションフルーツを求めにぎわったパッション祭り

初夏の味覚求めにぎわう
高品質確認、出来よさ

 今期の同町産のパッションフルーツは、このほど開かれた果実分析検討会で、平均糖度17・9度(前期比0・81?高)、クエン酸は2・20(同0・42?高)の高品質を確認。分析開始した2009年以降、最も高い数値となり、平年よりも出来がいいという。

 即売会には1袋500円のパッション230袋を用意。午前8時半の販売開始には販売ブースにお客が詰めかけ、複数購入する人の姿も。また、果実やジュースの試食・試飲コーナーもあり、来場者は甘さや酸味を堪能していた。

 宮原会長(66)は「ミカンコミバエの発生以後、生産農家は不安でいっぱいだったが、島外出荷ができることを信じて頑張ってきた。今年のパッションは食味もいい。植防検査合格で島外出荷できることをアピールしていきたい」と意気込んだ。

 同町古仁屋の立石真美子さん(55)は、「島外に住む子どもや親戚に送りたい。島の味を思い出してくれれば」と話した。

 会場では朝市も併催され、地場産野菜や加工品などを買い求める人もみられた。