遠征支援金で後輩部員を激励した徳之島高野球部OB会(左側3人)
「チャンスは回ってくる」
高校野球鹿児島大会前に
【徳之島】徳之島高校野球部OB会(椛山幸栄会長、会員195人)は、2日開幕する第98回全国高等学校野球選手権鹿児島大会を前に30日、今年も後輩の野球部(春山謙成主将、部員36人)に遠征支援金をカンパして励ました。
同OB会は全国在住の会員が寄せた会費の中から毎年、同遠征支援金10万円を贈って激励、今年で11年目。今年も椛山会長(61)ら役員と事務局担当の3人が学校を訪問。部員代表の春山主将(右翼手)と松山大祐投手=いずれも3年生=に手渡した。
椛山会長らは「投打ともに揃ったチーム。一戦一戦を大事に集中し、取ったら取り返す気持ちで頑張って。チャンスは絶対に回ってくる」「1回勝つごとに徳之島中が盛り上がる」と期待。前回のベスト8の壁を突破しての甲子園切符の獲得に期待。
春山主将は「先輩たちは(昨年)ベスト8で全校応援も達成した。ベスト8の壁を越えてベスト4以上が自分たちの目標です」ときっぱり。田村正和監督(40)も「攻撃力は昨年のチーム(ベスト8)にも劣らない。バッテリーが安定すれば攻撃力に大きな可能性を持っている。皆さまの期待に応えたい」と語った。
1回戦の相手は出水工業(4日午前11時50分~鴨池市民球場)となっている。