【徳之島】「全国一斉『1分間ペットボトル浮き』で世界記録に挑戦!~海と日本プロジェクト」と銘打った、ギネス世界記録への挑戦が24日午後2時からあった。奄美では天城、与論両町B&G海洋センターで、ちびっ子らが2本のペットボトルで仰向け浮いて自分の命を守る行動に挑戦。併せてギネス認定にも胸を膨らませた。
水中への転落など水難時は、無理に泳がずに、体を仰向けにして「背浮き」の姿勢で救助を待てば、体力が温存されて助かる確率が高まる。また、溺れた人を救助しようとすると二次災害の危険性が生じるため、まずはペットボトルや靴など浮き具となるものを投げ与える方法が推奨されている。
同挑戦は、公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団(B&G財団、本部・東京都港区)企画の全国一斉プロジェクト。水に親しみながら身の安全について考えてもらおうと昨年からスタート。同第1回は全国49市町村会場・770人が参加したが、ギネス認定には至らなかった。
2回目の今年は全国23都道県・44市町村会場で総勢1029人(同日夕現在集計)がエントリー。うち鹿児島県からは天城町(27人参加)と与論町(29人同)含め6市町村が会場となった。
天城町会場(B&G海洋センタープール)では、小学1年生―高校生の参加者たちが、ペットボトル(2㍑サイズ)2個を両わきやお腹の上に抱えながら1分間、目・鼻・口・つま先を常に水面に出して浮くことに挑戦。監視員や証人、ビデオ記録(2台)などで厳格にチェックした。
参加者の1人・吉田琳音=りんね=さん(岡前小5年)は「泳ぎは得意な方ではないが、ペットボトルで浮くことが分かった。ギネスも楽しみです」とにっこり。
同財団広報部によると、集計が終わりしだいギネス世界記録の認定を申請する。成否の判明は9月末~10月ごろと予想している。