母間騒動200周年 第23回「ちゅっきゃい節夏祭り」

にぎわった母間騒動200周年記念「母間ちゅっきゃい節夏祭り」=16日夜、徳之島町母間新港広場

「母間魂を後世に」
徳之島町母間 発祥の民謡中心に多彩催し

 【徳之島】徳之島町母間校区振興会(赤崎冨士郎会長)主催の母間騒動200周年記念・第23回「母間ちゅっきゃい節夏祭り」が16日夜、母間新港多目的広場であった。同地発祥の民謡「徳之島ちゅっきゃい節(一切節)」を中心とした歌・踊りなど多彩な催しに〝母間パワー〟を発揮。町内外からの家族連れなど約1500人の観客を楽しませた。

 「徳之島ちゅっきゃい節」の伝承活動と併せた地域活性化のための手作りイベント。母間小学校区の4集落(池間・反川・大当・花時名4集落)でつくる同校区振興会を主体に、島内では各町主体の夏祭りに次ぐ規模の夏祭りに発展、定着させている。

 今年は、薩摩藩政期の1816(文化13)年に「公権力の不条理」に抵抗して村人たちが蜂起した歴史的事件「母間騒動(別名・母間論議=どんぎ=)」から200周年も記念しての開催。

 同港多目的広場には夜店や屋台など計11のテントブースも出店して祭りムードを盛り上げた。特設ステージではフラダンスや嶺勝巳さんらカラオケ愛好会のアトラクション、実行委員長(相良ワカ)あいさつに続き、唄者たちの「ちゅっきゃい節」「シュンカネ節」「母間音頭」の演奏と校区女性団体連メンバーらの踊りで開演。「母間ガツオ(鰹)みこし」の寄贈(㈲ふくろう建築工房)の紹介や、伝統芸能「田植え歌」「むちたぼれ」の披露、地元出身のミュージシャン安田竜馬さんのライブなども交え楽しませた。

 振興会の赤崎会長は幕間のあいさつで「昨年は母間騒動記念碑も建立。私たちは、母間の先人たちが築いてくれたこの母間魂を今後も大事に生かしていこう」とも強調。10月16日には母間騒動200周年記念式典とシンポジウムを計画していることもアピールした。