福原選手が寄贈した卓球台
元田村長「大きな夢、ありがとう」
合宿先の宇検村
リオデジャネイロ五輪第12日の16日(日本時間17日)、卓球女子団体の3位決定戦でシンガポールを3?1で下した日本は銅メダルを獲得した。最年長でチームを引っ張った福原愛選手(27)=ANA=が渡航前に調整合宿を行った宇検村では、「愛ちゃんが頑張っている姿に感動した」「メダリストと地域との縁が出来てうれしい」などと喜びに沸いている。
福原選手は大会出場前の7月14日、スタッフとともに同村入り。20日まで滞在し、1日12時間以上のハードな練習を重ねた一方で、公開練習や子どもたちと練習試合を行うなど積極的に交流。練習で使用した卓球台に「宇検村だいすきです」とのメッセージを残し、村に寄贈した。
調整合宿は、同選手のマネージャーと㈱奄美大島開運酒造(同村本社)の渡慶道専務との縁で実現。今回のメダル獲得について渡専務は「短い期間だったが地元を訪れたオリンピック選手がメダル獲得という大きな成果を挙げ、とてもうれしく思う」と祝福した。
元田信有村長は「福原選手とふれあった子どもたちに大きな夢を与えるもの。本当にありがとう」と述べ、今後関係者を通じて、福原選手を招待する意向も示した。