奄看専で「敬老感謝の集い」

調理師養成学科が作った料理を食べながら会話を楽しむお年寄りや学生ら

日頃の感謝込めもてなす

奄美市名瀬小湊の奄美看護福祉専門学校で9日、「小湊敬老感謝の集い」があった。小湊地区のお年寄りが招待され、学生たちが学校で身に付けた技能や、舞台発表で手厚くもてなした。

地区のお年寄りたちに日頃の感謝の気持ちを伝え、交流も深めることを目的に、敬老の日にちなんで開いていており19回目。地区の75歳以上のお年寄り約130人に学生たちが作った招待状を送って来場を呼び掛けた。

看護学科が血圧測定など健康チェックを行い、こども・かいご福祉学科が足湯とフットマッサージ、肩たたきでもてなした。

学生会がプログラムを企画したという舞台発表は、看護学科2年の島元明日香さんが祝い唄で島唄を披露して幕開け。接待係を務める医療秘書学科が紹介され、こども・かいご福祉学科はソーラン節や指遊び、看護学科は劇やエイサーでお年寄りたちを楽しませた。

昼食では調理師養成学科が作ったソーメンや赤飯が振る舞われ、学生とお年寄りたちが会話を楽しみながら味わっていた。

訪れた70代女性は「きょう一日笑いっぱなしです。学生さんといろいろ話をして楽しいです。学生さんは地域行事に協力してくれるのでありがたいです」と話した。

調理師養成学科1年の北郷丈一郎さん(18)は「地域のお年寄りの方のおかげでいろいろなことができていると思う。元気でいてほしいと願い料理を作った。おいしいと思ってくれたらうれしい」と話していた。