親子すくすくフェスタ

子育て中のママが抱えている悩みについて語った「ママ友井戸端会議」

ハイハイ競争などイベント多数
「ママ友井戸端会議」で子育てアドバイスも

地域で家庭教育を支援しようと県教委は8日、奄美市名瀬のAiAiひろばで「親子すくすくフェスタ2016」を開いた。子育て中のママが日頃の悩み語る「ママ友井戸端会議」や赤ちゃんハイハイ競争、親子体操、読み聞かせなど参加型イベントに多くの親子連れが訪れた。

今年度から始まった、県の家庭教育支援キャラバン事業の一環。「子どもと一緒に遊ぶ・学ぶ!家庭教育イベント」をテーマに、共催する奄美市ほか関係機関が参加した。

子育ての悩みについて語る「ママ友井戸端会議」では、子育て中の20~30歳代のママ4人が登壇。「食が細い」「おしゃぶり(指しゃぶり)をやめない」など、子育てに関する心配事を語った。 

それに対し、子育てを終えたママとして、同市家庭教育支援員の春岡仗子さん、松下ユキヱさんが「母乳からの移行で徐々に食欲は出てくる」「癖の一つ一つはそのうち落ち着くもの」などとアドバイス。松下さんは「子どもの安全を第一に考え、子育てを頑張ってほしい」と述べ、ママたちを激励した。

21人の乳児が参加した「赤ちゃんハイハイ競争」では、おもちゃを見せて呼びかける母親に向かい、元気にハイハイする赤ちゃんに周囲から声援。カメラを構える家族などで盛り上がった。

そのほか、家庭教育に関する相談窓口、「昔のおもちゃづくり」、パフォーマンス・ショーなどで終日にぎわった。

県教委社会教育課は、「家庭教育の向上につながる取り組みを、引き続き推進していく」としている。

同市名瀬の阿世知ゆいさん(22)は長男・絢斗くん(11カ月)と参加。「イベントを楽しみにしていた。(井戸端会議では)同じ子育て悩みを抱えていると感じ勉強になった」と話した。