徳之島農業女子製のゼリーやジェラートお歳暮に
【東京】三越で出会える選りすぐりのギフトと銘打って「農業女子プロジェクト」ギフトの冬のお歳暮商戦の内覧会が11日、日本橋三越本店で開かれた。
夏のお中元に引き続き、徳之島の農業女子3人がつくるヤマシークニン(大橋カツミさん・徳之島町)、パイナップル(松本倫子さん・徳之島町)、パイナップル(平口いづみさん・天城町)の果物がゼリーとアイスに使用され、徳之島ゼリーの詰め合わせはマンゴー&パイン、ドラゴンフルーツ&パッションフルーツ、タンカン&シークニン、またサトウキビのほのかな甘さが絶妙な「糖蜜」などが入って6袋3240円。ジェラート&ソルベは生姜などの材料も入って8カップ4860円。
「農業女子プロジェクト」は女性農業者が日々の生活や仕事、自然との関わりの中で培った智恵を、さまざまな企業が持っている技術やノウハウなどと結びつけ、新たな商品やサービス・情報を社会に広く発信するプロジェクトで三越伊勢丹は2014年から参画しているもの。
内覧会の会場には、特別ゲストとして徳之島観光大使で前ギニア外交官のオスマン・サンコンさんがスーツ姿でさっそうと登場。徳之島のコーナーで商品のPRに一役買っていた。サンコンさんは、「全部すごくおいしい。中でも特にマンゴーを使ったゼリーとジェラートがお気に入りです」。その甘さと食感に魅了されているようで、目を見開き説明。一方、お中元に続き、こだわりの製法で提供される今回のお歳暮商品は、サンコンさんの郷愁もかきたてたようだ。
「マンゴーはオーガニックで、僕の国の物と同じ味だ。徳之島のマンゴーを食べるたびに子どもの頃を思い出します。徳之島空港を訪れるたび自分の国に帰ったみたい」とサンコンさん。「お中元やお歳暮などで贈り物をするのは、日本独特の文化。こんなにおいしい物がある徳之島は最高。昔お世話になった人たちに僕も贈ってみたい」と笑顔で話していた。
サンコンさんは、医療法人徳洲会がギニアに医療器具などを無償で提供したことをきっかけに、徳之島と友好関係が結ばれ、2013年に徳之島観光大使に任命されている。