“芸術の秋”市民文化祭スタート

絵画を中心に生け花や盆栽など多くの作品が並んでいる

今年創設された芸術文化功労賞で賞状を受けとる受賞者ら

作品展や舞台発表
芸術文化功労賞創設13個人18団体表彰

“芸術の秋”を伝える奄美市の第40回「市民文化祭」(市・市教委・市文化協会主催)が29日、奄美文化センターで始まった。会場では公民館講座生による作品展や各種舞台発表があり、初日から多くの人でにぎわった。期間は11月6日まで。

開会式で朝山毅市長は「芸術・スポーツの秋を迎えた。市民の文化芸術活動は質・量ともに充実しており、各方面から高い評価を得ている。この機会を通し、多くの芸術文化に触れ、新たな感動や発見に気づき、今後の発展につながることを期待する」とあいさつ。関係者とともにテープカットして開場した。

同文化祭は「育てよう豊かな心!!広げよう郷土の文化!!」をテーマに1976年から行われている。今年は文化功労賞を新たに創設し、13個人、18団体を表彰。開会式では一人一人に表彰状を手渡した。

期間中は公民館講座や市民グループなどによる舞台発表が3日間(29日、30日、11月5日)行われるほか、同センター1階ロビーから2階ギャラリーまで、絵画、書、写真などの作品が展示される。作品展示は午前9時から午後6時(最終日は午後4時)まで。舞台発表は30日が午後2時~、11月5日が午後5時半~となっている。

被表彰者は次の通り(敬称略)。

【芸術文化功労賞(個人)】▽一般=築島成子(女声合唱団ラ・メール)、藤山哲郎(名瀬市民合唱団)、山田薫(奄美市文化協会長)、越間誠(市美展写真部門前審査員)、仲山イクエ(フラダンス教室講師)、前田和郎(元笠利地区生涯学習講座講師・島唄)、井上伸久(奄美高校教諭)、森山利男(奄美市文化協会事務局長)▽児童生徒=楠田莉子(大島高校3年)、森永あすか(大島北高校3年)、森悠里(名瀬中3年)、屋舞美(名瀬中3年)、國分秀晟(赤木名小6年)

【同(団体)】▽一般=▽住用町川内集落シティルクテン保存会、青嶺短歌会、新南風俳句会、奄美書道協会、名瀬美術協会、池坊奄美支部、吟道会奄美支部、誠詠会奄美支部、名瀬市民合唱団、一条流紫寿音会、藤扇流奄美本部、隆柳流隆柳勘大社中、生元島唄三味線会、奄美郷土研究会、女声合唱団ラ・メール▽児童生徒=奄美高校郷土芸能部、奄美高校吹奏楽部、朝日中PTA文化部