大島紬作品審査

龍郷町商工会で行われた大島紬作品審査会

「織の技術高レベル」
龍郷町商工会

 龍郷町商工会(重野寛輝会長)は7日、第18回龍郷町民フェアに向けて大島紬作品審査会を行った。町内在住の織工が手がけた紬45点を審査。結果は12日の町民フェアで発表される。

 同審査会は大島紬振興を目的に毎年開催。町内在住の織工者が手がけた紬が対象となっており、今年は町内の4業者から寄せられた45点の中から、「龍郷柄」「13ヨミ」「9マルキ」「8マルキ」「7マルキ」「男もの」「よこ」の7部門に分けて審査。県工業技術センター企画支援部の平田清和さん、徳永嘉美さん、本場奄美大島紬協同組合の岩崎フミ子さん、井ノ上五十助さんが審査員を務めた。

 審査は▽すぐれた技術であること▽同町内在住で納税状況が優良であること―などが表彰基準。審査を終えた平田さんは「審査では織の技術がきれいなもの、見栄えがするものなどを考慮し、バランスを見ながら選定した。全体的にも良く織れており、昨年と同様に、織の技術も高レベルを維持している」と語った。