徳之島地区たんかん品評会

2階級(L、2L)部門に計28点が出品された徳之島地区たんかん品評会=7日、徳之島町

金賞に徳富さん(尾母)ら
酸切れが良好

 【徳之島】2016年度「徳之島地区たんかん品評会」(県園芸振興協議会徳之島支部果樹部会主催)は7日、JAあまみ徳之島事業本部であった。階級をL、2Lの2部門に分けて厳正審査。Lは徳富フミエさん(徳之島町尾母)、2Lは徳富栄さん(同)がそれぞれ金賞を射止めた。全般的な傾向として酸の切れが早く食味も良好という。

 昨年までの徳之島町主催から県園振協徳之島支部同の主催(JAあまみ徳之島・天城両事業本部、3町共催)に移行し、果実サイズを2階級に分けて募った。3町の生産者らがLに12点、2Lに16点の計28点を出品。共催機関・団体の代表らが▽果実の外観(玉ぞろい・果形・果皮の粗滑・果皮の障害)と▽内容(糖度・クエン酸)について審査した。

 県徳之島事務所農業普及課の牧昭仁・技術主幹兼技術普及係長(審査委員長代理)の審査講評などによると、平均糖度は両階級とも10・7度(最高はL12度、2L11・8度)。酸はLが0・78%、2Lは0・76%だった。台風被害はなかったが、昨秋以降の高温傾向で登熟がやや遅れ気味だが、酸の切れは良く食べやすいという。

 同日出品分から16年度奄美群島たんかん品評会(9日、奄美市で開催)への地区代表が選ばれる。

 金賞以外の入賞者(敬称略)は次の通り。
 ▽L階級 銀賞・是枝純一(徳之島町亀津)、銅賞・松本幸徳(同町花徳)▽2L階級 銀賞・松本幸徳、銅賞・是枝純一