沖永良部花き専門農協の葉棚清二組合長(中央右)、三島生康副組合長(左端)、喜井幸子参事(中央左)、おきのえらぶ島観光大使の今榮歌菜子さん(右端)=和泊町=
和泊町 震災被災地へ1600本準備
【沖永良部】東日本大震災から6年となるのを前に、和泊町は27日、町のシンボルフラワー「テッポウユリ」の切り花を被災地へ贈った。現地に到着するのは来月6~8日ごろ、11日に真っ白な花を咲かせる。
花をテーマにまちづくりを目指す「フラワー都市交流連絡協議会」(9都市加盟)の取り組みの一環で、2年に1度実施。開花時期に合わせて各自治体のシンボルフラワーを被災地へ届けている。
準備したテッポウユリは1600本。岩手県大船渡市に600本、宮城県南三陸町に1000本を発送する。それぞれ6日と8日に到着する予定で、仮設住宅などに飾られる。
おきのえらぶ島観光大使の今榮歌菜子さん(28)は「地元の花農家が心を込めて作った。被災地の一日も早い復興を祈っている」と話した。