決勝進出を決めた城さんの熱唱に喜ぶ参加者たちは、おもわず飛び上がって踊りだすほど
ＴＨＥ★バトルでの城さんの活躍を祈って出演を見守る、熱心なファン＝提供写真＝
10冠女王は惜しくも決勝で敗れたものの、城さんを通じて奄美を知った参加者たちの絆は深まったようだ＝提供写真＝
【東京】「頑張れ、南海＝みなみ＝ちゃん！」。東京・中野の「奄美ふくらしゃ」（中野区新井５―５―15）でこのほど、「ＴＨＥカラオケ★バトル・春のグランプリ」(テレビ東京系）に出場する城南海さんを応援する集いがあり、熱心なファンが彼女の勇姿を見守った。城さんは期待通り決勝進出も、優勝は逃したが参加者は皆、満足そうにひとときを過ごしていた。
奄美の食材による心のこもった手料理と、お酒を味わいながら、城南海さんの出番を今か今かと待ちわびる。５５インチ４Ｋのテレビ画面を通じての、いわば「パブリックビューイング」だ。十数人のうち奄美出身者は一人だけだが、昨年９月の奄美での城さんのツアー＆ライブに参加した人が大半。
根岸美子さんは、新潟での用事を済ませ「本当は実家の佐賀に帰る予定でしたが、きょうを楽しみに延期しました」と目を輝かせた。藤井謙治さんも「城さんのツアーで、昨年９月に初めて訪れた奄美の素晴らしさを知りました。今度は家族を連れていきます」。また、福田郁雄さんも「カラオケバトルで見て、すごいと直感。すぐに彼女が出演するライブハウスへ通いました。そこで観光大使をしていると知り、奄美に興味を持ちました」と、それぞれ笑顔で語った。
島ダイコンなどを黒糖焼酎で流し込み、ファンならではの情報交換で盛り上がる。彼らの共通項は「城さんがライブなどで語る奄美」だ。彼女の透き通った声と瞳の向こうにある奄美の風景が、彼らを引きつけている。10冠の歌姫は、新たな栄冠を加えられなかったが、城さんを通じての奄美への絆は、一層強まったよう。
なお、「奄美ふくらしゃ」では、４月９日まで「ふくらしゃ桜まつり」を開催中。４月７日から９日までは「島活部 物産展＆写真展」を、８日は「たんかんライブ」を行う。