知名町屋子母海岸

貝拾いを楽しむ子ども達=知名町屋子母海岸=

0423海のカーニバル2017②
解体したキハダマグロは刺身にして観客に振る舞われた

「エコ」テーマ 海のカーニバルにぎわう
きれいで楽しめる海に

 【沖永良部】「海のカーニバル2017」(同実行員会主催)が23日、知名町の屋子母海岸であった。前日までの雨が一転、夏の日差しが降り注ぐ中、子ども達は海水浴を満喫した

 カーニバルの前に関係者が安全を祈願し、同町立子ども園「すまいる」の園児28人がお遊戯を披露した。その後、観光大使2人による海開き宣言とともに貝拾いがスタートし、子ども達が一斉に海へ飛び込んだ。

 会場には、流木アートワークショップやリサイクル雑貨作り、フリーマーケット、ハンドメイド雑貨などのブースが並び、地元バンドの演奏が海開きを盛り上げた。

 マグロの解体ショーでは、体長約1㍍、重さ35㌔㌘ほどのキハダマグロが登場。漁協関係者らが鮮やかな包丁さばきで切り分けると、観客から大きな拍手と歓声が上がった。解体したマグロは刺身にして無料で振る舞われた。

 今年、沖永良部に転勤してきた柏原真一さん(45)と息子の優太くん(4)は「島の海は本当にきれい。水が少し冷たかったけど楽しかった」と笑顔。

 同実行委員会の清水昭喜委員長は「ゴミを出さずに楽しめるイベントを目指した。島のきれいな海を多くの人に知ってもらうためにも、海水浴に来た人が自然とゴミを拾ってくれるようになってほしい」と話した。

 今年のカーニバルは「エコ」がテーマ。訪れた人に番号付きのビーチクリーン用ゴミ袋を配布し、カーニバルの最後に「開運ゴミくじ大抽選会」を開催。当選者には景品が贈られた。