東京奄美市連合会が親睦会

「東京から奄美を共に応援しよう」と出席者に語る、野沢有得連合会会長

踊り出す
久永さとみさん(中央)の歌声で元気いっぱい踊りだし、再会を誓う人たち

笠利・住用・名瀬3地区交流
東京からふるさと応援

 【東京】第12回東京奄美市連合会親睦会が23日、東京・千代田区の主婦会館プラザエフで各郷友会の主だったメンバー約60人を集めてにぎやかに開催された。出席者たちは、今後も東京から奄美を応援していく方針などを確認していた。

 同連合会は、東京笠利会、東京住用会、東京名瀬会が一体となって構成される親睦会で、2006年に奄美市が誕生した際に「先輩たちが知恵を絞り、それぞれの会をそのままにしながら、関東地方の受け皿を作ろう」との思いで結成された。会長は3郷友会が持ち回りで当たっている。

 東京住用会の和田霜折幹事長の司会で、郷土遥拝ののち議事は進行。会務報告、会計報告、役員紹介などが行われた。来賓には、東京奄美会の森眞一会長、東京奄美会の花岡正美幹事長、奄美市東京事務所の信島賢誌所長らのほか、奄美市の福山敏裕副市長も出席。「関東と故郷奄美をつないでいることに感謝している。また、(笠利、住用、名瀬の)3地区が交流していることは、大変うれしく誇りに思っている」と、朝山毅市長の言葉を代読で紹介した。

 東京住用会会長でもある、野沢有得連合会会長は「ツアーを組んで奄美を訪ねるなどして支えたい」と郷里への思いを熱く語った。

 第二部は、懇親会。久永さとみさんによる新民謡が披露されたほか、各郷友会がシマ唄やカラオケで競演。参加者たちは親睦を深めながら、会の発展を誓い合っていた。東京名瀬会から副幹事長として出席した、高田秀輝東京奄美会青年部長は、5月14日に上野で開催される青年部主催の「第5回奄美フェスタ」について説明、出席者たちに参加を呼び掛けていた。