情報交換で技術向上へ

大島地区農業青年クラブ連絡協議会がほ場巡回研修会を実施、6カ所を回り、情報交流した

マンゴーなどほ場6カ所巡回
地区農業青年ク協

大島地区農業青年クラブ連絡協議会(平井寿樹会長)は25日、奄美市と龍郷町のクラブ員ほ場巡回研修会を開いた。昨年9月に設立された龍郷ファーマーズクラブ(飯田圭太郎会長)の会員や大島支庁、市町担当職員など27人が参加。技術向上を目指し、情報交換するとともに、交流を深めた。

同協議会は、奄美大島および喜界島の青年農業者の23人で組織される。龍郷ファーマーズクラブ(会員13人)は、昨年9月に設立。両クラブ合同の研修会は今回で2度目。

同日は、両団体の会員のほ場6カ所を巡回。まず、同市笠利町土浜でマンゴーを作っている浜田弘興さんのほ場を見学した。浜田さんは栽培状況などを説明したほか、台風時の対策についての質問に答えた。

次に、同町節田でサトウキビ栽培に取り組んでいる朝幸司さんのほ場を見学。朝さんは、作り続けている品種「農林18号」の利点など特徴を紹介。また、効率的な作業のための、農地集約化の重要性、農家の高齢化や農地面積の減少など課題についても触れた。

同クラブの飯田会長は「今回はサトウキビについて、知ることができた。研修が良い勉強の場になっている」と話した。