2017年度奄美大島防犯団体連絡協議会の定期総会があり、関係機関、各種団体の連携した活動を申し合わせた
2017年度奄美大島防犯団体連絡協議会(会長・朝山毅奄美市長)定期総会が29日、奄美市の名瀬公民館金久分館であった。会員約70人が出席。6議案を可決。クルーズ客船の寄港、LCCの就航などで近年、島内の交流人口も増加しているなか、より安心・安全な地域を目指し、各関係機関、各種団体の連携した活動を申し合わせた。
奄美署・大川隆則署長(代理)はあいさつで、昨年の同署管内犯罪発生状況などを報告。うそ電話詐欺(振り込め詐欺等)関係では、県内発生状況は昨年、認知件数43件(前年比21件減)、被害額は約2億1660万円(同約1億6040万円減)。
今年(4月末現在)は、37件(前年同時期比22件増)、被害額約5350万円(同約650万円減)。管内の状況については「昨年被害届はなく、今年も現在までないが、この種の相談は後を絶たず、発生抑止の活動を推進していく」としている。
交通関係では、今年(5月28日現在)、事故件数は人身事故28件、物損事故374件で前年と同様、人身事故は減少し、物損事故は増加傾向となっている。死亡事故が1件発生。これらの状況も踏まえ、「今後も管内の安全安心に向けて力を注いでいく覚悟。ご指導、ご協力をお願いします」と述べた。
今年度事業計画では、▽地域安全運動の推進▽自主ボランティア団体、各市町村の防犯担当者との連携―などがあり、防犯活動の一環として、青パト・地域安全モニター研修を予定している。
17年度防犯功労者表彰もあり、2個人1団体が受賞した。
対象者などは次の通り(敬称略)。
▽地域安全モニター活動功労 川畑勝廣、山田紘一▽防犯パトロール表彰 知名瀬まもり隊