奄美空港ビル株主総会

第31回定時株主総会で決算報告、取締役選任などを承認

代表取締役に幸氏
年末までに一部使用可能

奄美空港ターミナルビル㈱(三角隆雄代表)の第31回定時株主総会が22日、奄美市名瀬の集宴施設であった。決算報告、取締役の選任など全3議案を承認。当期の営業収益は、2億9355万9千円(前期比294万6千円増)、経常利益は5263万1千円(同1024万3千円増)、純利益は3307万4千円だった。空港ターミナルビル増改築工事の進捗状況について、「順調でボーディングブリッジや到着手荷物のベルトコンベアーの一部が年末までに使用できる」との見解を示した。

今期事業概要に関し、同社調査で、昨年度の同空港乗客数は70万3886人(対前年比103・8%)、2015年度の67万8353人を上回り過去最高を2年連続で更新。物販等売上は直営店が8081万5千円(同101%)、テナント売上が3億4053万6千円(同105・9%)。売上総計のピーク92年の6億6955万5千円を提示し、同社関係者は「全体売上額は、92年のピークに及んでいない。1人あたりの客単価が下がっていると思われる」と説明した。

取締役選任があり、三角代表の退任と任期満了に伴う現取締役9人の重任を承認。また県危機管理局次長などを歴任した幸=みゆき=進也氏(60)が、新たに代表取締役に就任した。