総会で出席者に語り掛ける、関東伊仙町会勝光重会長
100回に向かって成長誓う
90周年記念 歌手の新川二朗さんも登場
【東京】90周年記念・関東伊仙町会総会・懇親会が18日に、品川区大井町総合区民会館「きゅりあん」で約170人の同郷者たちを集めてにぎやかに開催された。記念大会とあって歌手の新川二朗さんも登場、舞台を華やかに飾った。また、任期満了に伴う役員改選の報告も行われた。
同会は総会、歌謡ショー、懇親会の三部構成。糸実幹事長の司会で、一部の総会であいさつに立った勝光重会長は、「今のような情報の伝達方法も発達していない90年前に会を立ち上げられた先輩たちは、さぞ大変だったと思いをはせた。100回に向かって、会がますます成長いくことを願っている」と語った。
地元から駆け付けた稲隆仁伊仙町副町長は、「昨年度の農業がサトウキビ、バレイショを筆頭に大豊作。この勢いのように、元気な高齢者育成に取り組んでいきたい」と述べた。ほかに、森眞一東京奄美会会長、平山徳廣関東徳州会会長が来賓祝辞を寄せた。
敬老者が紹介され記念の品を進呈。また、役員が改選され、新会長には福山博明さん、幹事長には、本田守さんが満場一致で承認された。
第二部は、新川二朗ショー。NHK紅白歌合戦のエピソードなど、言葉も巧みに笑いを取りながら熱唱。代表曲「東京の灯よいつまでも」や新曲「泣かせ酒」などを歌い上げ、会場を盛り上げた。懐かしい歌の響きに、目を閉じたり一緒に口ずさむ人たちも見られた。
第三部は、関初枝さんの舞踊「御前風」でスタート。マジックや合唱、シンガーソングライター・竿田美也子さん、唄者の指宿桃子さんも舞台を声で彩った。最後はワイド節・六調で会場は一体化。笑顔が満開の踊りの輪が解けると、再会を誓い合いながら散会となった。